2019年2月 8日 (金)

受験生に告ぐ!試験直前のたった7分で、数学嫌いが点数を上げる魔法の科学

受験生に告ぐ!試験直前のたった7分で、点数を上げる魔法の科学

 2011年に経済産業研究所が発表した「理系出身者と文系出身者の年収比較」(対象者1632人、平均46歳)によると、理系出身者の平均年収が601万円、文系出身者が559万円と、理系が42万円も上回っていたと報告されています。文系でも、経済、マーケティング、心理学、システムエンジニア、すべて統計学的知識が不可欠であり、数学嫌いは通用しない時代に突入しています。

 けれど、数学嫌いの受験生って多いですよね。その数学の試験点数が、試験前のたった7分間の感情日記で、点数があがるとしたら、皆さんはどう思われるでしょうか?

 米シカゴ大学のパーク博士らは、数学の成績に与える感情日記の研究を無作為化比較試験(RCT)で行い「感情日記がその克服に役立つことを証明しました。

 博士らは数学の試験前に7分間、その数学に対する深い感情や思考を書く感情日記をAグループに、Bグループの人は同じ時間何もせずに座って待っていただけでした。その後、数学の問題を出し“解答にかかる時間”と“不正解率”の大きさをまとめた指標を作り、数学能力の評価を行いました。

 その結果、簡単な問題においては両グループの差はありませんでしたが、難しい問題においては感情日記を行った方が、数学に不安や緊張を感じている学生においては統計的に有意にいい成績が取れていたのでした。これは、まさにプレッシャーの中、数学に取り組む受験生のシチュエーションそのものです!!

 
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 この研究では脳のワーキングメモリーを活性化させる働きが差を生んだ可能性があることも分析されています。数学の試験前、同じ7分間、ジタバタ参考書を読むよりはもしかしたら今のプレッシャーを感情日記として記した方が、成績は期待できるかもしれませんね。

感情日記って、なんだろう?そんな方は…

拙著「日記を書くと血圧が下がる」をチェックしてみてください。

 

 

Park, D., G. Ramirez, et al. 2014 . “The role of expressive writing in math anxiety.” J Exp Psychol Appl 20 2 : 103-111.

2019年1月31日 (木)

「ホンマでっか!?TV」で取り上げられてました!!

「ホンマでっか!?TV」で取り上げられてました!!

昨日放送の人気番組、「ホンマでっか!?TV」の中で、深い感情を書くと傷の回復が早まるといったテーマが取り上げられていました。

残念ながら、本著のことが取り上げられているわけではありませんでしたが、感情日記が少しづつ認知されていくようです。 

番組では、「手書き」の効能が過度に強調されていましたが、実際の研究では手書きとタイピングでは効果に差がないという研究もあるのでそのあたりもフォローがあるとよかったですが…

また、「壮快」4月号(2019年2月16日発売)

取材記事「感情日記で血圧がみるみる下がる!運動や薬の効かない高血圧患者にお勧め」が特集されています。

実際に私の患者さんで10年近く高血圧が続いていた患者が1回の日記でいきなり血圧が正常化した患者さんの体験談も一緒に出ています。

よろしければお読みいただけましたら幸いです。

2018年9月 7日 (金)

日刊ゲンダイに特集記事であげていただきました!「がんの痛みも緩和 欧米が認める「書くだけ健康法」

日刊ゲンダイに拙著「日記を書くと血圧が下がる」が特集記事で取り上げていただきました!

日刊ゲンダイ2018/9/6 「がんの痛みも緩和 欧米が認める「書くだけ健康法」の効果」

2018年8月21日 (火)

ツイッターやブログを書けば、健康になれる!

ツイッターやブログを書けば、健康になれる!

1日15分の感情日記を、たった3回書くだけで、健康になれることが医科学的に証明されていることは、拙著「日記を書くと血圧が下がる~体と心が健康になる「感情日記」のつけ方」(CCCメディアハウス)でご紹介していますが…

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感情日記は、手書きにこだわらずタイピングでも効果が証明されています。つまり、パソコンやタブレット、スマートフォンに入力しても効果は得られるのです。


本の内容がよくまとまっています

「日記を書くと血圧が下がる? 健康づくりに役立つ感情日記とは何か」(ニューズウィーク日本版)

2018年8月19日 (日)

20分X3回の感情日記が、医学部入試の点数を高める!

20分X3回の感情日記が、医学部入試の点数を高める!

感情日記は、テストの点数を高めることも厳密な無作為比較対照試験で証明されています。

米・カルフォルニア大学のフラッタローリー博士らは、医学部の入学試験(MCAT)または法科大学院の適性試験(LSAT)の合格を狙う140人の学生を対象とした日記研究を行いました。

ともに非常にレベルの高い試験ですが、感情日記にその試験に対する不安などの深い気持ちを記述した学生は、模擬試験の点数が中立な内容の日記を書いた学生に比べて有意に高かったと厳密な検証(無作為比較対照試験)で報告されています。*1

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また、大学生の成績(GPA)や、数学のテスト成績も難しい問題の解答速度と正解率があがることも同様に、無作為比較対照試験で証明されています。*2

その理由として考えられるのは、緊張や不安によって機能低下していたワーキングメモリーが感情日記を書くことで活性化したからと研究者らは分析しています。

ワーキングメモリーとは、"記憶のキャパシティ"とも表現されますが、この働きがしっかりしていると、幅広く、創造性のある思考が可能になり、反対に働きが低下していると、考え方の幅が狭まり、創造性にも欠けた思考になりがちです。

緊張で頭が真っ白になって、何も考えられなくなるのもこの影響と言われます。

パソコンのメモリーが小さいと、処理能力が極端に遅くなるのと似たイメージです。また、ワーキングメモリーは、情報のコントロール力と関係があることがわかっています。

情報のコントロール力とは、周囲から入ってくる刺激や雑音を「重視するか、無視するか」を選択する能力のことです。

ワーキングメモリーの容量が大きいほど、周囲からの雑音をはねのけて、目の前のタスクに集中できる能力が高いと考えられています。

ワーキングメモリーは、複数のものごとを同時に進めるマルチタスクにも大切な役割を果たしていることがわかっています。

歯科医師国家試験のように、試験によっては年間の総合格者数の絶対値が決まっている試験も実在します。ですから、合格線上では1点違いという熾烈な戦いが生じているわけですが…

どうせ、試験まであとわずかしか残されていない時、感情日記で点数が有意にあがる可能性が少しでもあるなら、大した時間もとりませんし試してみてよいのではないでしょうか?

よろしければ、拙著「日記を書くと血圧が下が

る」(CCCメディアハウス)をご参照ください。

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本の内容がよくまとまっています

「日記を書くと血圧が下がる? 健康づくりに役立つ感情日記とは何か」(ニューズウィーク日本版)

出典(図は一部改変して引用)

*1 Frattaroli, J., M. Thomas, et al.(2011). “Opening up in the classroom: effects of expressive writing on graduate school
entrance exam performance.” Emotion 11(3): 691-696.

*2 Park, D., G. Ramirez, et al.(2014). “The role of expressive writing in math anxiety.” J Exp Psychol Appl 20(2): 103-111.

2018年7月24日 (火)

屈辱日記をつけると、リストラ社員の再就職率があがる!

屈辱日記をつけると、リストラ社員の再就職率があがる!

米国では、IT企業をリストラされた従業員(平均50代、平均勤務年数は20年)に対して、クビになった時の屈辱的な感情人生におけるその影響などを書き記す感情日記を5回書いただけで

日々の予定を淡々と書いただけの日常日記を書いただけの人や、何も行わなかった人に比べて、8ヶ月後の再就職率になんと、68.4%、47.6%、27.3%と大きな差が確認されたというのです。


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再就職の成功者68.4%の中でも、正社員になれた人だけに限って調査したところ、屈辱感情を書いていた人とそうでない人の割合は、52.6%対23.8%と2倍以上の開きも見られたのでした。

研究者らは、負の感情を屈辱日記という形でより建設的に昇華されたからではないかといった考察を加えています。

ちなみに、別の研究では、感情日記を書くと…職場での幸福度(ウェル・ビーング)があがったり、欠勤が減ることも証明されていたりもします。

よろしければ、拙著「日記を書くと血圧が下がる」(CCCメディアハウス)をご参照ください。

本の内容がよくまとまっています↓

「日記を書くと血圧が下がる? 健康づくりに役立つ感情日記とは何か」ニューズウィーク日本版)  

2018年7月21日 (土)

がんの痛みでさえ、たった3回の感情日記で3割減る!?

 がんの痛みでさえ、たった3回、自分の深い感情を掘り下げて表現する20分の感情日記を行うことで、痛みの改善が報告されているのです!

 

他にも、頭痛、腰痛、繊維筋痛症などの種々の痛みにも有効が示されています!!

 

 

拙著「日記を書くと血圧が下がる」(CCCメディアハウス)より

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 がん痛みの最大を10点としたときに事実上の感情日記を行った人ではマイナス2・5点という痛みの改善効果が期待されると報告されていますが、たった3回の日記で得られたこの数値は︑臨床的に意味の大きいものだと考えられます。

 

 これより先に行われていたある研究では︑中等度の痛みを有するがん患者において︑「マイナス2・4点の低下は、痛みが35%減少することに匹敵する」という証明がなされています。

 

 それは"大きな改善"というにふさわしく︑重度の痛みを有するがん患者では︑それ以上の効果であることも報告されています。

 

よくまとまっています↓

 

「日記を書くと血圧が下がる? 健康づくりに役立つ感情日記とは何か」   

 

(ニューズウィーク日本版)

 

 

2018年6月 6日 (水)

術前にたった15分、3回の日記を書くかどうかで、傷の回復スピードが倍も違うことが証明(ロンドン大学研究より)!

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術前にたった15分、3回の日記を書くかどうかで、傷の回復スピードが倍も違うことが証明(ロンドン大学研究より)!

こんな研究データとそのメカニズムについて紹介している拙著「日記を書くと、血圧が下がる」が、ニューズウィークの発行先であもるCCCメディアハウスから発売中です!!

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 日記を書くと血圧が下がる(CCCメディアハウス)

2018年5月19日 (土)

拙著“日記を書くと血圧が下がる 体と心が健康になる「感情日記」のつけ方”が出版されます!

5月末に7年ぶりの拙著

 

“日記を書くと血圧が下がる 体と心が健康になる「感情日記」のつけ方

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CCCメディアハウスというニューズウィークなどを発行しているところから出版されます。

胡散臭そうなタイトルですが、医科学的エビデンスが厳密に検証された(RCTまたはメタ解析で示された研究)ものしか紹介しておりません。


よろしければ、立ち読みなどしていただけたらと思います。

 


2014年5月27日 (火)

いい本です

ルポ妻が心を病みました (ポプラ新書) 石川結貴

いい本だと思います。

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